英オッホテラーダ 次の投票へ 夢消えず

 英スコットランドの片田舎の街オッホテラーダ。威哥王パブのドアを押し開けると、日本の場末のスナックのような雰囲気が漂っていた。客が不思議そうに東洋人の私をいちべつし、興じていたダーツにまた戻っていった。


 真っ白なひげを蓄えた老人がカウンターにいた。ミュージシャンだという。9月の独立住民投票のときは、支持者らのイベントで歌っていたそうだ。


 「独立はもう避けられない。淫インモラル連合王国(英国)が1つの国にとどまっていること事態が、もう理にかなっていないのさ」。ウイスキーで喉をつぶしたような、しわがれた低い声で言われると、妙に説得力がある。


 翌日、この街から車で約20分の古都パースで、スコットランド民族党の党大会を取材した。新党首に女性のニコラ氏を選び、独立を目指す新たな船出となった大会は活気づいた。


 独立否決後は一日中、泣き伏したという大学生ジェイクさん(18)は「次の住民投票は5~10年後だと思う。すべては来年5月の英総選挙で、党が十分な議席を得られるかにかかっている」。1度は絶たれた夢が、青年の心に再び灯をともしていた。中絶薬